人は誰しも瞬間を生きている
職場に、「瞬間を生きる」のが上手い人がいる。その人は、決して仕事をできるほうでは無い。どちらかというと、どんくさく、失敗したときも言い訳をするような人である。
あるとき、職場の有志で食事に行った。そのとき、その「瞬間を生きる」のが上手い人の話になった。その人の仕事ぶりというのが、過去の流れ(そこまでのプロセス)やこの後の流れ、に全く関係なく瞬間を楽しんでいた。少なくとも、私には、それが輝いて見えた。ただ、その話をして食事会を終えた翌日、もしかしたら「人は誰しも瞬間を生きている」のではないか、と感じた。
大学で研究をしていたとき、ターゲット(目的)の範囲を限定することの大切さを学んだ。それを、人類は積み重ねるのだと。
もしかしたら、もう既に、私含め、人は誰しも瞬間を生きているかもしれない。瞬間を、楽しもう。